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俳人の説明

管理人による説明

昭和から令和にかけて活躍する俳人。「駒草」の主宰を継承し、阿部みどり女の写生精神に「切れ」の技法を加えて発展させた。

生涯

1930年(昭和5年)2月1日、宮城県仙台市に生まれる。1945年、16歳のとき阿部みどり女に師事して俳誌「駒草」に入門し、編集を手伝った。作句を始めたきっかけは父・草刈兵衛によるもので、兵衛は宮沢賢治の臨終を看取った医師であった。1946年(昭和21年)、16歳の時、父・兵衛と姉・敏子を結核で相次いで亡くした。姉の敏子は紀枝子とともに句会に参加していた仲の良い姉妹であった。

俳句歴

1970年(昭和45年)、駒草賞を受賞した。1994年(平成6年)、「駒草」二代目主宰・八木澤高原の逝去に伴い、三代目主宰を継承した。初代主宰・阿部みどり女の「写生は眼が三分、心が七分」、二代・高原の「心の投影」という指導理念に加え、紀枝子は「切れ」(一句における主語や場面の飛躍・転換)を重視する独自の指導を確立した。この指導理念は、現主宰・西山睦にも「写生に心を溶け込ませる」「真実を詠む」という言葉で継承されている。俳人の佐藤鬼房が高く評価したと伝えられる句もある。

1999年(平成11年)、私家版で評伝『俳人阿部みどり女ノート「葉柳に……」』を刊行し、2000年(平成12年)、同書により第14回俳人協会評論賞を受賞した。2003年(平成15年)、「駒草」主宰を引退し、以後は顧問を務めている。2019年(令和元年)、東日本大震災後に夫と死別した経験も踏まえた第5句集『黒き蝶』(朔出版)を刊行し、2020年(令和2年)、同書により第19回俳句四季大賞を受賞した。句集名は、夫が亡くなった日の夕方、庇から一匹の黒い蝶が入り込んできたという体験に由来する。

ほかの句集に『野茨』(1974年、駒草発行所、宮城県芸術選奨)、『一文字』(1987年、富士見書房)、『青山椒』(1995年、富士見書房)、『はんてんぼく』(2006年、角川書店)、『自註現代俳句シリーズ 蓬田紀枝子集』(1975年、俳人協会)がある。現在、俳人協会顧問、日本現代詩歌文学館評議員、日本文藝家協会会員を務めている。仙台市野草園には句碑が建立されている。

その他の特記事項

2019年、句集『黒き蝶』が第19回俳句四季大賞を受賞した際には、黒岩徳将、西山ゆりこ、浅川芳直による座談会「若手が読み解く紀枝子俳句」が「駒草」誌上に掲載され、若手俳人による作品評価が行われた。門下の浅川芳直は、紀枝子の指導について、技術的な添削をせず「選から自得せよ」という姿勢を貫き、俳句に向き合う態度そのものを教える師であったと述べている。

claude sonnet 5 による自動生成です。

参考にさせていただいたWebサイト様
蓬田紀枝子 -- Wikipedia 蓬田紀枝子句集『黒き蝶』 -- 朔出版 室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子【季語=室咲(冬)】 -- セクト・ポクリット

参考にさせていただいたWebサイトの制作者様、誠にありがとうございます。貴サイトの貴重な情報により本データベースの充実を図ることができました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

バイオ

性別女性
生没1930 〜
出身地宮城県仙台市

現在、10句の俳句が登録されています。

    • 蒜 にんにく
      季節: 春(仲春) 分類: 植物(キジカクシ目)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春
      p.193