岩岡中正 (いわおか なかまさ)
俳人の説明
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生涯
岩岡中正(いわおか なかまさ)は、1948年(昭和23年)1月12日、熊本県熊本市に生まれた。
九州大学法学部を経て同大学院を修了した。修了後、ロンドン大学L.S.Eへ留学した。帰国後、熊本大学法学部教員となった。1991年に学位論文「詩の政治学 イギリス・ロマン主義政治思想研究」で法学博士(九州大学)の学位を取得した。
熊本大学法学部で教鞭を取り、専攻は政治思想史、研究テーマは政治思想史および共同性の思想研究である。西洋・日本の政治思想史の中でも反近代思想および共同性の思想研究を行っている。
40歳代半ばより、『苦海浄土』の著者で水俣の思想家・石牟礼道子の研究も始めた。文化と地域形成にも関心があり、6から7年間「熊本ルネッサンス運動」にも関わった。
現在は故郷熊本の生家に住んでおり、2人の娘は結婚して県外在住、妻と2人暮らしをしている。熊本大学名誉教授。
俳句歴
俳句は20歳から始め、大学時代より「ホトトギス」「阿蘇」に投句した。高浜虚子の「ホトトギス」という雑誌に属し、稲畑汀子、藤崎ひさをに師事した。1982年(昭和57年)、「ホトトギス」同人となった。
1995年(平成7年)、朝日俳壇賞を受賞した。1999年(平成11年)より俳誌「阿蘇」主宰となった。2005年(平成17年)、第37回熊本県文化懇話会賞を受賞した。2008年(平成20年)、第1句集『春雪』で第50回熊日文学賞を受賞した。2011年(平成23年)、『虚子と現代』で第11回山本健吉文学賞評論部門を受賞した。
日本伝統俳句協会第2代会長を務めた。日本政治学会、政治思想学会、イギリス哲学会などに属している。
句集に『春雪』『夏薊』がある。
その他の特記事項
代表句に「春の海かく碧ければ殉教す」「文飾をしてはゐぬかと亀鳴けり」「梅雨の犬眉のあたりが哲学者」「寸七翁忌や古き恋みな美しき」などがある。
著書に『詩の政治学 イギリス・ロマン主義政治思想研究』(木鐸社、1990年)、編著『石牟礼道子の世界』(弦書房、2006年)、『ロマン主義から石牟礼へ 近代批判と共同性の回復』(木鐸社、2007年)、『転換期の俳句と思想』、『虚子と現代』などがある。
『虚子と現代』では「深見けん二―虚子の継承」において、「虚子は過去の人ではない。この『現今の今』を体現している作家の一人から虚子を見ることは有効な方法である」と述べている。
酒と詩(俳句)をたしなみ、ことば・詩・思想の魅力にとりつかれていると自ら語っている。政治学者としての研究と俳人としての活動を両立させ、思想と俳句の両面で業績を残している。
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バイオ
現在、6句の俳句が登録されています。
- まっすぐに ひたいにひやさす ふみえかな
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絵踏
えぶみ
季節: 春(初春) 分類: 人事(行事) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春p.91
- いっすいの ゆめにひいなを ながしけり
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雛流し
ひなながし
季節: 春(晩春) 分類: 人事(行事) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春p.95
- すさまじや ほしなきよるの やまのかげ
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冷まじ
すさまじ
季節: 秋(晩秋) 分類: 時候(感覚) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.74
- くさいちや てにしてかるき ものばかり
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草市
くさいち
季節: 秋(初秋) 分類: 人事(行事) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 秋p.100
- ひよはみを ひとはたばこを こぼしさる
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鵯
ひよどり
季節: 秋(晩秋) 分類: 動物(鳥類) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.452
- ちにふれて よりざんぎくと よばれけり
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残菊
ざんぎく
季節: 秋(晩秋) 分類: 植物(キク目) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 秋p.186